「人魚」は、私にとって“人の深い深い心=潜在意識”をあらわす存在です。
海の底の暗さと静けさは、ふだん自分でも意識していない記憶や感情が静かに眠っている場所。その奥深くにいる人魚が、希望へ向かって手を伸ばしているイメージを、この絵に込めました。
人魚が見上げている先には、一羽の鳥が描かれています。
この鳥は、「希望の先触れ」です。夜明け前でも、たしかにどこかで自分を呼んでいる光のしるし――その小さな兆しを、鳥として表現しました。
人の深い心が、希望の兆しを受けて、それを受け取り希望に向かって変化していく姿を重ねています。
見えないところで、静かに、しかし確かに「光のほうへ」と動き始めている魂の変化を描いた一枚です。
2025年、現代童画会 春季展に出品した作品です。
人が、希望の兆しを受けて、明るく輝く明日に踏み出せますように。
F6 油彩画
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