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聖書に登場する「ベツレヘムの星」と、そこへ導かれて旅をする東方の三博士の物語に心を動かされて描いた作品です。
真っ暗な夜の世界の中に、一つだけ特別に強く輝く星が現れ、その光に導かれて人々が歩き出していく姿は、私には「希望そのもの」のように感じられます。
ある夜、どうしてもこの絵が描きたくなって、ふと目が覚めました。家の中はしんと静まり返り、窓の外は深い闇に包まれていました。小さなスタンドライトだけを灯して、そっとアトリエの机に向かい、天使の顔を描き始めました。
そのとき、心の奥の深いところから「天使の姿を描かせたまえ」と祈るような声が聞こえたように感じ、自分でもはっと驚きました。夜の静けさの中で、その声だけがはっきりと胸に響き、その感覚のまま、星の光に照らされた天使の顔をキャンバスに浮かび上がらせていきました。
絵の中では、星の光が、博士たちだけでなく、遠くにいる人々や、見ている私たちの心にも静かに届いてくるようなイメージで表現しています。
迷いの中にいるときにも、どこか遠くで必ず道しるべのような光がこちらを見つめている――そんな思いを込めています。
第49回現代童画展に入選した一枚でもあり、私自身にとっても「光に導かれる」というテーマと深く向き合うきっかけになった作品です。
この星の光が、ご覧になる方それぞれの中の、小さな信頼や祈りの感覚とつながってくれたらうれしいです。
関連作品(現代童画展入選作品)
自己愛の天使
他者愛の天使
雨上がり
星降る夜
再会
ジェノサイドと嘆く天使
Artist伊藤無垢Date2023/09
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