銀座に、ギャラリーラー(Galerie Lā)という素敵な画廊があります。
昭和の面影を今に残す、美しい奥野ビル。その歴史を感じさせる建物の中に、ひっそりと佇む画廊です。
そのギャラリーラーさんで、心に残る二つの個展が、二週続けて開催されました。
Naoko Nina Forrest先生と、小澤清人先生の個展です。
Naoko Nina Forrest先生の作品を初めて知ったのは、Instagramでした。
画面に現れたのは、息をのむほど幻想的で、美しい世界。
その作品を目にした瞬間、心の奥に光が差し込んでくるような、不思議な感覚を覚えました。沈んでいた気持ちがふっと晴れ、心が解き放たれていくような高揚感。
「ああ、絵とは、なんて素晴らしいものなのだろう」
一枚の絵が、こんなにも人の心を動かし、明るく照らしてくれる。そのことに、改めて深い感動を覚えたのでした。
そんな憧れのNaoko先生の個展を、幸運にも訪れることができました。
そして、なんと先生ご本人にもお会いすることができたのです。
Naoko先生は、聡明な瞳が印象的な、とても美しい方でした。優しく、そして情熱を込めて、ご自身の絵についてお話ししてくださいました。
会場に並ぶ作品は、どれもが一つの宇宙を宿しているかのようでした。
一枚一枚の前に立ち、その世界に心を遊ばせていると、時間はいくらあっても足りません。どの作品も、いつまでも眺めていたいと思うほどの美しさでした。
こんなにも素晴らしい芸術家と同じ時代に生まれ、その方にお会いし、原画をこの目で鑑賞できる。
なんという幸運でしょう。
芸術との出会いは、時に人生の宝物になるのだと思いました。
そして、その翌週。
今度は、現代童画会会長・小澤清人先生の個展が、同じギャラリーラーさんで開催されました。
私は一人、胸をドキドキさせながら会場へ向かいました。
尊敬する小澤先生の個展です。お会いできたとしても、緊張して、とてもお話などできないだろうと思っていました。
ところが、思い切って会場に足を踏み入れると、そこには楽しげな笑い声が響いていました。
華やかな女性たちが集まり、和やかに談笑されています。
よく見ると、なんと、画家の鳥飼規世先生と、そのお友達の方々ではありませんか。
鳥飼先生は、私に気づくと、すぐに優しく迎え入れてくださり、お話の輪に加えてくださいました。
そして、小澤先生も温かくお声をかけてくださったのです。
そればかりか、思いがけず、私の絵まで観ていただけることになりました。
緊張しながらスマートフォンに収めた作品の写真をお見せすると、鳥飼先生やお友達の方々から、身に余るほど嬉しいお言葉をいただきました。
そして小澤先生からも、貴重なアドバイスをいただくことができたのです。
なんという光栄でしょう。
夢のような、ありがたいひとときでした。
もちろん、小澤先生の作品も、ゆっくりと鑑賞させていただきました。
作品の前に立つと、そこには、言葉では語り尽くせないほど豊かな芸術の世界が広がっていました。
その美しさ、奥深さ、そして画面から静かに伝わってくるもの。
絵とは、なんと不思議なものでしょう。
ただそこにあるだけで、人の心を揺さぶり、語りかけ、時には言葉よりも深く、心の奥に染み込んでくるのです。
小澤先生の作品を前に、私は改めて、芸術の果てしない奥深さを感じました。
ただ、素晴らしい。
その一言に尽きるような、心に残る作品の数々でした。
思えば、二週続けて同じ画廊を訪れることになったのは、まったくの偶然でした。
けれども、その偶然が、私に二つのかけがえのない時間を贈ってくれました。
素晴らしい作品との出会い。
尊敬する画家の先生方との、温かな交流。
そして、絵を描くことの喜びを、改めて心の深いところで感じられたこと。
芸術を愛し、絵を描き続けていて、本当によかったと思います。
銀座の古い美しいビルの中にある、小さな画廊。
ギャラリーラーさんは、私の心に、いつまでも色あせることのない、美しい記憶を残してくれました。
いつかまた、あの扉を開ける日を楽しみにしています。
以下はNaoko先生の個展の様子と作品のほんの一部です。






次は小澤先生の個展の作品のほんの一部です。




