すっかり秋らしくなりました。
先月のことですが、8月の終わりに銀座へ展覧会を観に行きました。
偶然、行きたい展覧会が二つ重なっていたので、この日はちょっと贅沢な「銀座・展覧会巡り」となりました。
一つ目は、数々の秀作が揃う「現代童画会 ’26選抜展」。
銀座のアートホールで開催されていました。
会場に入ると、もう、その素晴らしさに息をのむばかり。
さすが選抜された方々だけあって、一人ひとりの作品の完成度の高さ、それぞれに確立された個性と世界観に圧倒されました。
誰かに似ているのではない。
その人にしか描けない、唯一無二の世界。
一つひとつの作品が、静かに、そして力強く胸に語りかけてくるようでした。
すっかり圧倒されながら会場を出て、お昼ごはんへ。
「銀座でお昼……」と考えただけで、ちょっと足がすくんでしまった私は(笑)、横須賀でもいつも行っているPRONTOへ。
いつものお店にほっとして、スパゲティナポリタンを食べました。
そして、いよいよ待ちに待った、雨端珠生先生の個展へ!
雨端珠生先生の個展は、月光荘ギャラリーで開催されていました。
実は私は、ここで初めて月光荘画材店のことを知りました。
「月光荘の画材、大好き!」と教えてくださった雨端先生に感謝です。
今では私も月光荘の絵の具が大好きになりました。
絵から画材へ、そしてまた絵へ。
なんだか素敵なご縁だなあと思います。
静かな隠れ家のような会場に入ると、そこには雨端先生の、やさしく、深く、それでいて力強い世界が、夢のように広がっていました。
雨端先生の作品は現代童画会で何度か拝見していますが、その世界の芸術性に、私はいつも心を奪われます。
かわいらしい妖精や動物、王子様や王女様、天使たち。
まるで童話の中のようなモチーフ。
けれど、その「かわいらしさ」の奥には、深く心を突き通すような芸術性があります。
懐かしいような、ずっと昔から知っていたような――。
心のふるさとに帰ってきたような気持ちになり、胸の奥が満たされていきます。
「いったい、どんな方がこの絵を描かれているのだろう」
ずっとそう思っていた雨端先生ご自身は、とても純粋でやさしく、どこか少女のような方でした。
先生がお作りになった絵本も手に取り、うれしくなって早速購入。
雨のように静かに、深く心へ染み渡ってくる言葉と絵。
ページをめくっているうちに、いつの間にかその世界へ引き込まれてしまいます。
素敵なしおりやお葉書、そしておいしい飴までいただきました。
そんなふうにいろいろとしてくださる雨端先生ご自身が、とてもうれしそうにしていらしたことも、心に残りました。
なんて贅沢な一日だったのでしょう。
たくさんの芸術に出会い、圧倒され、心を動かされ、そしてまた絵を描きたいと思う。
芸術は、私の心をいつまでも助け、支えてくれるのです。
雨端珠生先生の個展の作品を、少し載せさせていただきます。







