今日はロワゾー・ルンさんの個展に行ってきました。
癒し、癒しと世間では言われますが、これが本当の癒しなのではないかと思うほど、というよりも、癒しという一言では表せないほど、素晴らしい個展でした。
ロワゾー・ルン(L’oiseau Lune)さんは、山梨県の森の中で制作活動をされている作家さんです。森や自然の息吹、神秘と深く響き合いながら、ご自身のインスピレーションをもとに、造形や絵画として深い世界を生み出されています。私は現代童画会で初めてその作品を拝見したとき、その圧倒的な世界観に心を奪われました。それ以来、その作品たちは私の心の拠り所となっています。
憧れのロワゾー・ルンさんは、とても穏やかで深いまなざしをされた方でした。やさしくお話ししてくださり、とてもうれしかったです。また、ギャラリー「Atelier Linden(アトリエ リンデン)」のギャラリストの方も、作品への深い理解に支えられた丁寧な説明をしてくださり、そのお話を伺えたことも大きな喜びでした。
ギャラリーに展示されている一つひとつの作品からは、静かで深い波動が感じられ、本当に森の精霊たちが会いに来てくれたような気持ちになりました。深い意識から生み出される作品たちは、森林浴をしているような、あるいは森の神秘に心を委ねているような豊かな感覚を与えてくれます。
そして、絵を描く私にとって、そこに並ぶ絵画はどれも息をのむほど美しく、インスピレーションの塊であり、魂の呼び声そのもののように感じられました。
ギャラリーを後にしても、森の香りのような静かな余韻が、いつまでも心に残っていました。本当の芸術とは、人の心の奥に眠っている命の記憶を、そっと呼び覚ますものなのかもしれません。私もまた、自分にしか描けない祈りを、一枚一枚大切に描いていこうと思います。
素晴らしい作品に出会うということは、素晴らしい人に出会うことでもあるのだと、改めて感じた一日でした。
明日が展覧会の最終日です。もっと早くにご紹介したかったのですが、用事があり、今日ようやく伺うことができました。
ロワゾー・ルンさんの個展は、6月21日(日)まで。最終日の開廊時間は10時30分から15時までです。
場所は、京浜急行・逗子・葉山駅南口から、田越川沿いを海に向かって歩いてすぐの「Atelier Linden(アトリエ リンデン)」。赤い扉が印象的な、とても素敵なギャラリーです。
あと一日しかありませんが、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。きっと、心の奥深くに、静かな森の風が吹き渡るような時間を過ごせると思います。
※掲載した写真は、展示作品のほんの一部です。この奥には、まだまだたくさんの作品たちが、静かに訪れる人を待っています。写真では伝えきれない世界を、ぜひ会場で感じていただけたらうれしいです。







