秋の公募展に出す絵を描いていて、世の中のことにもすっかり疎くなってしまった私ですが、ふと顔を上げてみれば、10月のやわらかな風が吹いていて、世界はちゃんと動いているのだなあと感じます。
史上初の女性総理大臣が誕生するかもしれないと言われていて、私はこの変化を、ワクワクした気持ちで受け止めています。なんだか、良い方向に変わっていくような気がしてならないのです。私たちの国が、これからもっともっと進化した、素晴らしい国になっていくことを、心から祈っています。
私の思う「進化」とは、技術だけのことではありません。
一人一人の心の内側に、静かにともる霊性のような光が育っていくことではないかと思っています。
最近の若い人たちを見ていると、優しくて、感受性が強くて、それなのに芯がしっかりしていて、「きっと高い魂たちなんだろうなあ」とうれしくなります。そういう人たちがこれからの社会をつくっていくのだと思うと、未来が楽しみになります。
これからの未来が楽しみになるような、でも、同時にしっかりと気をつけて生きなければいけないような、そんな10月です。
みなさんは、どんなふうにお感じになっていらっしゃいますか。
どうか、素晴らしい未来が静かに開けていきますように。