今日は東京に行って、展覧会をめぐりました。
はじめに伺ったのは、画家のはせくらみゆきさんの個展です。
はせくらさんは、画家・作家・雅楽歌人として国内外で活躍されていて、「生きる喜び」を光や色で表現する、日本を代表する女性画家のお一人です。ジャンルにとらわれない幅広い活動から、「ミラクルアーティスト」とも呼ばれているそうです。はせくらみゆき 公式Web Site+1
会場の壁いっぱいに、光が光を呼ぶような絵が並んでいて、本当にすばらしく、天才的な感性の方だなあと思いました。画面からあふれ出す色が、こちらの心の奥のほうまで届いてくるようでした。
会場はお花でいっぱいで、絵のパワーとお花の良い香りが溶け合い、不思議な癒しに満ちた空間になっていました。もっとずっとそこにいたかったのですが、だんだん会場が混んできて、思い切って外に出ると、心が洗われたようにすがすがしく、「本当に来てよかった」としみじみ感じました。
次に向かったのは、2025年現代童画会セミナー展です。
こちらには、私も出品させていただきました。たくさんの才気あふれる作品の中に、自分の絵も並べていただいていて、本当に光栄でした。
一つ一つの作品を、のめり込むように鑑賞してまわりました。
「どういう思いで描かれたんだろう」「どんな色を重ねているんだろう」と、近づいたり離れたりしながら眺めていると、胸がどきどきして、心が何度も踊りました。
ご一緒してくれた姉が、私の作品の前で立ち止まり、
「この絵、とってもいいね。あなたらしさが出てる」
とほめてくれたとき、心の奥深くが目を覚ましたようにうれしくて、先生方の講評でほめていただいたのと同じくらいにありがたく感じました。
先生方も、とても親切に講評してくださり、ただ評価するだけでなく、絵の話をゆっくりと聞いてくださいました。
「ここはこういう気持ちで描いたんです」とお話しすると、「なるほどね」と受けとめてくださりながら、具体的なアドバイスも添えてくださって、胸がじんわりと温かくなりました。自分の絵のことを、こんなに真剣に見てくださる方がいるというのは、何よりの励ましです。
セミナー展は今日が最終日でした。
集まった皆さんのお顔や作品から、秋の公募展に向けて、気持ちがしっかり入っている様子が伝わってきました。私も、わくわくした気持ちでいっぱいです。
明日、秋の公募展用に買った大きなキャンバスが届きます。
それを思うと、子どものようにうれしくなります。
絵を描くって、本当にありがたいことですね。
セミナー展でお世話になった先生方、そしてご一緒させていただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今日は、心がたっぷり満たされた、宝物のような展覧会巡りの一日でした。