今日は現代童画会の2025年選抜展の最終日。
「これはぜひ観に行かなければ」と、銀座アートホールまで足を延ばしました。私は選抜されていないので出品していませんが、それでもどきどきと胸が高鳴りながら、会場に入りました。
中に入ると、画廊の中は素晴らしい作品ばかりで、心が洗われるようでした。
「どんな心持ちで描いたのだろう」と思いながら作品に近づくと、どの絵も細部まで心を込めて描かれていて、その熱量に驚かされます。まっすぐに作品と向き合って、力を込めて描かれた作品ばかりでした。
ここで少しだけ、現代童画会と現代童画展について説明させてください。
現代童画会は、毎年東京都美術館で開催される全国公募展「現代童画展」を主催している美術団体です。現代童画会 – 私達は現代童画を「純粋な心の表現」と考えます+1
1975年に画家・イラストレーター・絵本作家・造形作家などが集まって創立され、「新しいナイーブアートの創造と発展」をめざして活動を続けてこられました。日本で唯一の現代童画(新しいナイーブアート)の全国公募団体でもあります。現代童画会 – 私達は現代童画を「純粋な心の表現」と考えます+1
現代童画会が考える「童画」とは、単に子ども向けの絵ではなく、
純真な心の絵画=ナイーブアート
だとされています。専門的な美術教育を受けた人も、そうでない人も、共に「純粋な心の表現」を大切にしながら、自由で詩情のある絵を追求している場です。artkoubo.jp+1
東京都美術館での「現代童画展」(本展)のほかに、銀座アートホールでの春季展や選抜展、地方巡回展など、さまざまな展覧会を通してナイーブアートの魅力を発信し続けています。今回の2025年選抜展も、そのひとつとして、8月18日〜24日に銀座アートホール全館で開催されました。ginza-arthall.com+1
会場に並んだ作品を見ていると、
「いつかこんな素晴らしい絵が描けるようになりますように」と、祈るような気持ちで一枚一枚を観ていました。心を込めて描くということを、作品たちから改めて教えられているようでした。
画家の息遣いが聞こえてくるような空間に、ただただ圧倒されます。
魂から「こんな絵が好きだ」と思える作品に出会えたことが、宝物のような一日でした。
現代童画会は、日本で唯一のナイーブアートの全国公募団体です。至高のナイーブアート作品たちに出会える展覧会だと、あらためて感じました。ブログで前もって告知できないまま最終日を迎えてしまって、ごめんなさい。
今日は暑さも忘れて、展覧会を観た帰り道は、胸がいっぱいになって、遠い道のりもまったく気になりませんでした。
美しい魂の作品たちを、ありがとうございました。
感謝でいっぱいです。